コンプレッサーの使い方 | ギター初心者上達委員会

コンプレッサーとは

コンプレッサー(Compressor)ギターの音量を圧縮する事で、音の粒をそろえたり、アタックを強調する事の出来るエフェクターです。


また、音量を一定に保つことで、サスティンを長くし音の伸びを良くすることも出来ます。(実際は伸びが良くなったように聞える)


コンプレッサーの機能は、ギターの音量が設定した音量を超えると、設定された音量まで音を圧縮し、さらに設定された時間がたつと音量を戻す(原音は徐々に減退しているので滑らかに減退していく)というもので、これが音が伸びたように聞える理由です。初心者の方には効き目が地味で分かりにくいエフェクターだと思います。


音量が設定音量を超えてから、音の圧縮が始まるまでの時間も設定できるので、この時間差によってギターのアタック感が強調されます。


ギターに使用する場合は、クリーントーンによるカッティングが多く、ピッキングの粒を揃えたりアタック感を強調する事で聴感的に気持ちの良い音にしてくれます。


ただし、コンプレッサーを強く掛けすぎると音が引っ込んでしまったり、減退までの時間が速すぎるとアタックが無くなってしまうので注意が必要です。


また、音の粒が揃う分演奏に抑揚(強弱・ダイナミクス)がつけにくくなりますので、ダイナミクスが必要な演奏にはかけてはいけません。


歌のバックなどで、淡々と演奏するリズムプレイなどに適したエフェクターと言えます。


悪い言い方をすれば、コンプレッサーはピッキングの粒立ちの悪さをごまかす事ができるエフェクターともいえますので、ライブやレコーディングなど一発勝負の場面や音の質が重視される場合にのみ使用し、普段の練習ではコンプレッサー無しでも粒立ちの良いピッキングが出来る弾き方を身につけられるようにコンプレッサーは使用しないで練習するようにした方が良いでしょう。

コンプレッサーのつまみ

コンプレッサーには、圧縮される音量を決めるつまみ、音の圧縮が始まるまでの時間と音が圧縮されている時間を決めるつまみ、圧縮された後の音のゲインを上げるつまみがります。


・圧縮される音量をきめるつまみ


スレッショルド(Threshold)等と呼ばれます。


どの程度の音量を超えると音量を圧縮するかを決めるつまみです。


これは上げるほど音量が均一化され粒立ちが良くなりますが、上げすぎると音が引っ込む原因にもなります。


・音の圧縮が始まるまでの時間を決めるつまみ


アタック(Attack)などとよばれるつまみです。


上げるほど、圧縮が始まるまでの時間が長くなります。


短く設定すると粒立ちが良くなり、気持ち長めにするとアタックの部分が強調されコンプレッサー特有のポコポコした音になります。


短すぎるとアタック感が無くなるので、適度な調整が必要です。


・音が圧縮されている時間を決めるつまみ


リリース(Release)と呼ばれるようなつまみです。


音が圧縮され始めてから、圧縮されていない状態に戻るまでの時間を調整するつまみです。


実際は原音も減退しているので、これを長く設定すると同じ音量で音が伸び緩やかにに小さくなっていくので、サスティンが伸びたように聞えます。


極端に短くすると、逆に減退した音が大きくなってくるように聞えます。


基本的にはこのような使い方はしませんが、トリッキーなエフェクト効果を狙うのであればありです。


・圧縮された音の音量を調整するつまみ


ゲイン(Gain)やレベル(Level)と呼ばれるつまみです。


圧縮後の音の音量を調整するつまみです。


このつまみで、圧縮されて小さくなった音量を曲や演奏のバランスに合わせて調整します。

コンプレッサーの使い方

コンプレッサーは、基本的にクリーントーンのカッティングやアルペジオに使用し、音の粒を揃えるために掛けます。


アタック(Attack)を短くしてリリース(Release)を長めにすると、粒の揃った平坦な音になりサスティンも伸びます。


カッティングだけでなく、深いディストーションによる速弾き等にも使える設定です。


逆にアタック(Attack)を少し長めに設定すると、アタック音だけが圧縮されず強調されます。ポコポコした気持ち良いカティングサウンドになります。


効果は地味ですが、調整が非常に難しいエフェクターなのでギターを弾きながら細かい調整をして下さい。


特殊な使い方としては、アタック(Attack)とリリース(Releace)を極端に短くすると、圧縮された音がだんだん大きくなる特殊なエフェクト効果も得られます。


また、歪ませた音を圧縮した後で音量を増幅することで、破裂音のようなモダンなディストーションサウンドを作る事も出来ます。


基本的にコンプレッサーは、ギターの直後に繋ぎましょう。アンプ側に繋ぐとエフェクターやケーブルから来るノイズも増幅されてしまいます。


また、圧縮した音の音量を調節する際は、増幅しすぎると歪みが派生する事もありますのでバランスに気をつけてください。