ダイアトニックコードにマイナーペンタトニックスケールを当てはめて、ダイアトニックモードを弾いてしまう方法を紹介します。
これを覚えておくと、ペンタトニックしか知らない初心者でも、ダイアトニックコードに対してモード的なアプローチを行うことが出来ます。
初心者だけでなく、ダイアトニックコードのアドリブがマンネリ化してきた場合にも、フレーズに変化を与える事ができます。
各ダイアトニックコードに当てはめられるマイナーペンタトニックスケールを紹介します。
・TM7
TM7には、Vマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、M3rd・5th・13th・M7th・9thになります。
・Um7
Um7には、UマイナーペンタトニックとVマイナーペンタトニックとYマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、Uマイナーペンタが、ルート・m3rd・11th・5th・m7th
Vマイナーペンタが9th・11th・5th・13th・ルート
Yマイナーペンタが、5th・m7th・ルート・9th・11thになります。
・Vm7
Vm7には、Vマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、ルート・m3rd・11th・5th・m7thです。
・WM7
WM7には、VマイナーペンタトニックとYマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、VマイナーペンタがM7th・9th・M3rd・#11th・13th
YマイナーペンタがM3rd・5th・13th・M7th/9thになります。
・X7
X7にはVマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、13th・ルート・9th・M3rd・5thです。
・Ym7
Ym7には、VマイナーペンタトニックとYマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、Vマイナーペンタが5th・m7th・ルート・9th・11thになり
Yマイナーペンタがルート・m3rd・11th・5th・m7thになります。
・Zm7♭5
Zm7♭5には、Vマイナーペンタトニックが使用出来ます。
構成音は、11th・♭13th・m7th・ルート・m3rdとなります。
この中で特に覚えておくと便利なのは、ダイアトニックコード全てに共通して使えるVマイナーペンタです。
いざとなれば、Vマイナーペンタでダイアトニックコードを弾ききる事も出来ますので、これも覚えておいて損はないと思います。