ギターを弾く際に使用する4本の指は、本来どれか1本を動かすと、他の指もつられて動いてしまいます。
特にこの状態は、薬指や小指を動かす際に顕著に現れますが、ギターの達人になると、全ての指が完全にバラバラに動き、他の指がつられて動く事が殆どありません。
これが、完全に指が独立している状態です。
指が独立する事で、運指に無駄が無くなり、フィンガリングが安定する事でミスも少なくなります。
ギター初心者の方は、まだ指が独立していない事が多いですので、指がバラバラに動かせるように練習しましょう。
各指を独立させる運指練習方法には、クロマチックパターンを全て練習するなども効果的ですが、ここでは完全に指の独立に焦点を絞った練習方法を紹介します。
以下のフレーズは、4本の指を常にフレットから離さないように指を1本ずつ動かして弾きます。
|---------------------2-4-----------------------------| |-----------------1-3-----------------------------1-3-| |-------------2-4---------2-4-----------------2-4-----| |---------1-3-----------------1-3---------1-3---------| |-----2-4-------------------------2-4-----------------| |-1-3---------------------------------1-3-------------|
つまり、3弦1フレットを弾く際は、薬指は6弦3フレット、中指は5弦2フレット、小指は5弦4フレットを押さえたままの状態です。
このように、動かす指以外はその前に弾いたフレットを押さえた状態をキープしましょう。
クロマチックの24の運指パターンで応用できますので、苦手なフィンガリングがあれば練習してみてください。