エオリアンスケールは、ダイアトニックスケールの6番目の音から始まるマイナー系のスケールです。
構成音の音程はルートから見て
【全 半 全 全 半 全 全 】の音程になります。
ナチュラルマイナースケールと全く同じ音階ですが、機能や使い方も全く同じです。
エオリアンスケールはマイナー感のある暗いサウンドが特徴です。
第6音である短6度(m6th)が5度と半音でぶつかるため、アボイドノート(アヴォイドノートとなります)
エオリアンスケールの特徴となる音もこの短6度(m6th)ですが、上手く使わないと演歌臭い音になってしまうので、注意が必要です。
Aエオリアンスケールの音程を五線譜で表すと以下のようになります。
Aエオリアン(ナチュラルマイナー)スケール ― ―●― ● ┌――――――――――――――――●―――――――┬┐ ● ├――――――――――●―――――――――――――┼┤ ● ├――――●―――――――――――――――――――┼┤ ● ├――――――――――――――――――――――――┼┤ └――――――――――――――――――――――――┴┘ ラ シ ド レ ミ ファ ソ ラ R 9 m3 4 5 m6 m7 R └ 全 ┴ 半 ┴ 全 ┴ 全 ┴ 半 ┴ 全 ┴ 全 ┘
エオリアンスケールはダイアトニックスケールのY番目の音から始まるスケールなので、
ダイアトニックコードの六番目のコード、Ym7(Tm7)に対して使用できます。
それ以外には、マイナーセブンスコードに対するU―X―TのTm7にも使用できます。
エオリアンスケールはもっとも一般的なマイナースケールと言えます。