リディアンスケールは、ダイアトニックスケールの4番目の音から始まるメジャー系のスケールです。
構成音の音程はルートから見て
【全 全 全 半 全 全 半 】の音程になります。
アイオニアンスケール(メジャースケール)の4度の音を半音シャープさせるとリディアンスケールになります。
リディアンスケールは浮遊感のあるフワフワとしたサウンドが特徴です。
アイオニアンスケール(メジャースケール)のアボイドノート(アヴォイドノート)である完全4度(P4th)の音が増4度にシャープしているため、リディアンスケールにはアボイド(アヴォイド)がありません。
リディアンスケールの特徴となる音もこの増4度(#11th)になります。
Cリディアンスケールの音程を五線譜で表すと以下のようになります。
Cアイオニアンスケール(Cイオニアンスケール) ┌――――――――――――――――――――――――┬┐ ├――――――――――――――――――――――――┼┤ ● ├―――――――――――――――――――●――――┼┤ ● ├―――――――――――――●――――――――――┼┤ #● └―――――――●――――――――――――――――┴┘ ● ―●― ― ド レ ミ #ファ ソ ラ シ ド R 9 M3 #4 5 M6 M7 R └ 全 ┴ 全 ┴ 全 ┴ 半 ┴ 全 ┴ 全 ┴ 半 ┘
リディアンスケールはダイアトニックスケールのW番目の音から始まるスケールなので、
ダイアトニックコードの四番目のコード、W△7に対して使用できます。
それ以外には、メジャーセブンスコードに対するU―X―TのT△7で使用できます。
また、T△7一発でも使用することが可能です。
T△7一発に、リディアンでメロディーを付けると、メジャースケールとは一味違った浮遊感のあるメロディーになります。